俺様彼氏とあたし様。
元気とのつまらない撮影が終わって次に向かおうとした。



「日向さん、やっぱり寧音を忘れらんないんだけどどうすればいい?」

「知らね。新しい女でも作れば?」

「それでもムリ。マジ奪っていいスか?」

「出来るもんならやってみろ」



そう言って元気と別れた。



特に気にならない。



アイツよりセナさんのが強敵だと思ったから。



だから俺は寧音に何も言わなかった。



家に帰ったらかかって来る寧音からの電話。



いつも通りに話しをした。



「元気と組む!?」

「うん…。何か一緒にやるハズだったモデルさんが急病で急遽変更みたい…」

「マジか…。迎えに行く」

「うん」



急展開はさすがに焦る…。



でも大丈夫だろ。



寧音は俺から離れない。




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