俺様彼氏とあたし様。
どうすりゃいいんだろう…。



より戻したい。



今ならまだ間に合う…。



でも俺が許せねぇ。



ソファに座りながらネクタイを外して考えてたら寧音がバスローブ姿で出て来た。



「日向もあったまったら?」

「そうする」



そのまま入れ違いの様にシャワーを浴びた。



困った。



よりを戻したい俺と自分が許せない俺…。



心の葛藤は何も解決しないまま寧音が待つ部屋に行った。



さっき俺が座ってた場所に座ってエロいテレビを見てる寧音…。



「何見てんだよ…」

「研究してんの」



濡れた髪を拭きながら冷蔵庫からお茶を出して寧音に渡した。



どうしたらいいんだ、この状況…。



ベッドに座ってゴクゴクお茶を飲んだ。



「情けない日向君に乾杯」

「何それ…。じゃあバカな寧音チャンにも乾杯」



それからも寧音は顔色一つ変えずにテレビを見てる。




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