ZAKURAN



結局、


どんなにキレイなドレスを着ても、こうして着飾ってみても


現状は変わらない。






この場の誰もが歩み寄って来ないのは、私が彼らに心を閉ざしてしまっているからだ。














そんな私を、陸人さんは非難するわけでもなく…



ただずっと側にいてくれた。






その優しさが、今は妙に嬉しかった。











ごめんなさい、陸人さん…




きっと陸人さんは、私が人と関わり合うことを望んでくれている…。












< 205 / 326 >

この作品をシェア

pagetop