ZAKURAN



自分をもの凄い形相で睨む不良たち。









本気で、怒らせちゃったな…。






私の背後で、微かに震えている夏香を振り返った。



そして小声で囁く。





「夏香、人を呼んできて。」



「え、でも…」



「早く!」



「…っ」




ドンッ、と夏香の背中を強く押す。



それに乗るようにして、夏香は走り出した。










「おい…勝手に逃がしてんじゃねえよ。」



案の定、男たちの鋭い目が私を捉える。















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