ZAKURAN



「おっと、いけね」








そこへ、昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴る。






同時に、九条先輩が再び私へと視線を向けた。










「…っと、安心しろよ。



別に今すぐお前を捕まえたりはしない。」






え…








先輩の言葉に、私は目を見開く。










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