ZAKURAN



なぜか左の手首に、見覚えのないブレスレット…。












何、これ


私のじゃない…。




そもそもブレスレットなんて付けない。






だけど、確かにそれは、今こうして自分の左手首へと巻かれている。






こんなのいつから…




「あ…」



そこで私はハッとした。










食堂で、九条先輩に腕を引かれたとき…


そうだ、あのときだ。




そのときに先輩は私の手首にこれを…







(だとすると…これは九条先輩の?)







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