バストコンプレックス
バスタオルを巻いて、努の元へと向かう。



ワンルームの部屋の電気は消えていて、一つ間接照明がベッド付近を薄暗く照らしていた。



『千里…こっちへおいで。』



ゆっくりと努の元へと歩いてく。



1歩1歩近づく距離



もしかしたら、この1歩ずつが終わりへのカウントダウンなのかもしれない…



ぼんやりとそう思った。



せめてあと5cm…ううん3cmでもいいから胸が大きかったら、こんなに不安にならずにすんだかもしれない。




好きな人に、ブラジャーもパッドも付けていない、等身大の私をさらけ出すこの時が、“大きな胸になりたい”一番強く…切実に願う瞬間なの…
< 7 / 10 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop