バストコンプレックス
優しいキスをされて、ゆっくりとベッドへ寝かせられる。



キスをしながら体に巻いたバスタオルを取ろうとする努の手に、無意識に自分の手を重ねていた。



『千里?』



「電気は消して…」



感触だけでなく視覚も加われば、努もきっと今までの男達と同じような反応を示すに決まってる。



『やだ。千里の体ちゃんと見せて?』



「見せてあげられるような、立派な体じゃないもの。」



仰向けの私の胸は、女の子らしさの欠けた胸。



きっと愛しい気持ちも冷めてしまう。



外されたバスタオル。



見られまいと両手で小さな胸を隠した。
< 8 / 10 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop