愛する眠り姫に目覚めのキスを
でも
たった1人だけ、どうしても手に入れられなかった男がいた。
それが井上 龍之介。
入学してすぐに目をつけ、
大衆の前で告白。
アイドル的存在である井上先輩にはファンクラブがあったが、
ファンクラブの人達は姫野の容姿に圧倒され、
文句を言うものは誰一人としていなかった。
それどころか、
『姫野さんがんばれ』
なーんて応援しちゃって、
誰もが美男美女カップル成立と思っていた。
しかし、
「俺...好きな子いるんだ」
あっさり玉砕。