ダイス



誠と付き合い始めたくらいから、誰かにつけられていることには気付いていた。


毎日、アルバイトを終えた夜道、自分の足音に僅かに重なって足音が聞こえた。


最初は気のせいだと思った。


でも、毎日続く足音はそれは気のせいではないと知らせた。


つけられているだけ。


それなら何てことはない。


紗江子は自分にそう言い聞かせ、気にしないことにした。



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