「同じ空の下で…」
[to:岡崎 瞬]
[title:Re:夕飯、食いにいかない?]
[text:オムライスの美味しいあのお店に行きたいけど、こっから遠い?ちなみにタケル君、仕事のし過ぎで頭がどうやらおかしくなってきたようなので、誘ってあげましょう?]
[from:山崎 瞬]
[title:そうでもない。今、こっち終わったから、車でいくよ。タケルにも伝えておいて~。]
[to:山崎 瞬]
[title:分かった~。じゃ、待ってるね♪]
「タケル?瞬がお迎えに来てくれるって。オムライス食べにいこう?」
「お、いいね♪行こう行こう!」
子供のように目を輝かせるタケルは、パソコンを一旦閉じて、今すぐにでも食べに行きたそうな様子でアウターを羽織り、一人でいそいそと準備を始めた。
「…俺、今日はもう作業終わりっと。」
「…そっか。なんかその方よさそうだね。根詰め過ぎじゃん。」
「今日はもうやる気0だな。」
「じゃ、もう飲んじゃえ!」
「うん、飲んじゃう!」
「気晴らし気晴らし♪」
そんな会話をしてると、到着を告げるワンコール切りが鳴る。
「お迎え来たよ~。行こう、タケル。」
「あー、腹減った。」
大きな体だから、タケルはオムライスを軽く2本くらい食べそうな気がして、一人で笑いながら、事務所の階段を駆け下りた。