「同じ空の下で…」

スマホを置き、手を伸ばして大きく伸びをして、私はそのまま仰向けにベッドに
寝転がり、天井を見た。

シーリングファンが、クルクルと廻って、部屋の中の空気を撹拌していた。

目を閉じると、私はそのまま数時間程、眠ってしまっていた。

…────

毎日へ潤いが戻ってくる。

そして、モノクロだった筈の毎日だって、瞬と一緒の時みたいに、色彩も彩られてくる。

私の目に映る全てのものが、まるでもぎたての果実のように、新鮮に見える毎日。

憂鬱な月曜日には、会社の帰りにプールへ行き、火曜日は手の込んだ料理に没頭した。やっときた水曜日に、定時で帰ると、由美と一緒のカラオケに行き、木曜日は少し棚のものを整理して、金曜日は、タケル含めてのイベントの仲間うちで飲みに出た。
土曜日にはエステなどに行ってみたり、日曜はのんびりと過ごし…そんな風にして私の一週間は過ぎて行く。

知らぬ間に、日本はすっかり梅雨も開け、空を見上げれば、カンカンに照り輝く太陽の元、暑さに少しバテ気味にはなるが、毎日を乗り切って仕事とプライベートを上手に乗り切り、余暇は自己満足のいく過ごし方をした。

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