チャットの貴方に恋をする


キーボードを叩いていると、電話のコール音が響いた。

なんでこんなときに…私は電話の子機をとった。


「もしもし?」


「もしもし、私だけど」


「私って誰やねん。名前名乗れよおい」と言おうとして思いとどまる。私は小さく深呼吸をした。


「私で誰が分かるかよ。さっさと名乗れ電柱」


「誰が電柱だ!帰ったら絞め殺す!!」


電話越しに聞こえる女性の声の主は、私の姉だ。


名前は羽田 南波(はねだ なみ)、私の2つ上の姉だ。まぁ、電話の内容を見ての通り、結構仲が悪い。

私が家族の中で比較的背が低い(というか伸びが悪い)のに、姉がでかいと言う理由で私と姉は仲が悪いのだ(まぁ、他にもいろいろあるけど…)

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