ケータイ彼女に恋して
フられた…?
いや、
そもそも俺はどうなんだ?
ナツに恋してるのは確かだけど…
顔も年齢も趣味も、ナツのこと、知ってるようで何も知らない。
ナツとどうなりたいんだ…俺は…?
付き合いたいのか…
それとも作家として、憧れからくる幻想…
いや!!違う!!
俺は自分の頭の中で駆け巡るものを必死で掻き消そうと、ブンブンと首を振った。
俺はナツが好き。
ナツに恋してる。
やっと芽生えた久しぶりの感情なんだ。
俺はそんなに、軽薄な男じゃない…!!
もっと、こう、なんて言うか…
「あ〜っ、ダメだーっ!!」
俺はガシガシと頭を掻きながら叫んで、もどかしい気持ちを吐き出した。
その時俺は、ふとミズキの言葉を思いだした。
「確か…週末に連絡待ってるって言ってたな…」
俺は一人部屋でポツリと呟きながら、携帯を開いた。