君の声を聞きたくて
や、明美の答え、あってないっぽくて。」
明美、明美、明美。
その名前が出る度、あたしの胸がちくちく痛む。
何であたしは小柳で明美は明美なの?
なんで苗字じゃないわけ?
「田中ー見ないなら宿題返せ!」
明美が田中を呼ぶ。
田中は嬉しそうに明美のほうを向いて、返事する。
「今見てる!」
明美が田中の手からノートを取り上げ逃げた。
田中が軽く明美を追いかける。
「かえせってー!明美!!」
「やだーっ!これ、あたしの!」
目の前で仲良くする2人の姿が目に入る。
この2人こそ付き合ってるんじゃないの?
皮肉たっぷりに目を向ける。
周りもヒソヒソと話し始める。
「あの2人仲良くない?」
「小柳さんは?」
「あの2人付き合ってんのかな?」
そんな話が耳にたくさん入る。
苛々する。
何もかも壊してしまいたくなる。
ねぇ、田中知ってる?
あたし、田中の声って意外と好きなんだよね。
けど、あたし以外の女の子の名前を呼ぶ時の田中の声は―――――
―――何よりも大嫌い。
明美、明美、明美。
その名前が出る度、あたしの胸がちくちく痛む。
何であたしは小柳で明美は明美なの?
なんで苗字じゃないわけ?
「田中ー見ないなら宿題返せ!」
明美が田中を呼ぶ。
田中は嬉しそうに明美のほうを向いて、返事する。
「今見てる!」
明美が田中の手からノートを取り上げ逃げた。
田中が軽く明美を追いかける。
「かえせってー!明美!!」
「やだーっ!これ、あたしの!」
目の前で仲良くする2人の姿が目に入る。
この2人こそ付き合ってるんじゃないの?
皮肉たっぷりに目を向ける。
周りもヒソヒソと話し始める。
「あの2人仲良くない?」
「小柳さんは?」
「あの2人付き合ってんのかな?」
そんな話が耳にたくさん入る。
苛々する。
何もかも壊してしまいたくなる。
ねぇ、田中知ってる?
あたし、田中の声って意外と好きなんだよね。
けど、あたし以外の女の子の名前を呼ぶ時の田中の声は―――――
―――何よりも大嫌い。