この恋は、絶対に秘密!
画面に触れると、そこに表示されたのは“岬英司”の名前。



「岬さん……?」



何の用事かと期待したものの、そこに書かれた内容は……

“今日飲んでいくことになった。悪いけど、夕飯先に食べてて”

という、上がり始めたテンションを一気に下げさせるものだった。



「うそぉ~……!」



せっかく作ったのに!

あぁ、でもメールを確認してなかった自分も悪いか……。

それでも落胆する気持ちは隠せず、私はソファーに突っ伏した。


今日が最後だっていうのに、こんなにタイミングが合わないなんて……

やっぱり早くこんな生活に終止符を打てと言われているような気がしてならない。



仕方なく私は岬さんに了解の返事を送り、深いため息を吐き出してから調理器具の後片付けをのそのそと始めるのだった。








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