この恋は、絶対に秘密!
背中にのしかかる愛しい重みと優しい体温。

そして首筋に感じる吐息に、心臓が破裂しそうなくらい激しく波打つ。


岬さんの腕にすっぽりと収まってしまった私は、訳もわからず身を固くすることしか出来ない。



「み……さき、さん……?」



やっとのことで喉から声を絞り出すと、より一層抱きしめられる力が強くなる。そして。



「……ごめん。ごめんな……」



と、彼の口からほんの少し苦しさが入り混じる声が漏れた。


私はただ勝手に夕飯を用意してしまっただけ。そんなに謝られることではないはずなのに……

岬さんは何かと混同してしまっているんじゃ……と、直感的に思った。


そしてそれは、優海さんのことと関係しているのではないか、とも。


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