この恋は、絶対に秘密!
「……わかってたけどさ、瀬奈ちゃんの気持ちを動かすのはきっと無理だろうなって」
「なんたって強情なお嬢様だからね」と言って、私の額を人差し指でつんと突いた。
「あの人の過去を話せば少しは瀬奈ちゃんの気持ちが揺らぐかなとも思ったけど……やっぱりそんなんじゃダメだよな」
自嘲気味に笑った未来くんは、真顔に戻って重そうに口を開く。
「……僕は呪縛をかけたんだ、あの人に」
「呪縛……?」
「葬儀の時『あんたが優海を死なせたんだ』って、酷なことを言った。それで苦しめばいいと思って。
いつもあの人に勝てないのは、僕がそんな醜い心を持ってるからなのかもな」
そう言って目を伏せる未来くんは、やっぱりどこか寂しそうだった。
岬さんはたしかにその言葉に苦しめられてたのかもしれない。
でも、未来くんの気持ちもわからなくはないから、心が醜いだなんて思わないよ。
「なんたって強情なお嬢様だからね」と言って、私の額を人差し指でつんと突いた。
「あの人の過去を話せば少しは瀬奈ちゃんの気持ちが揺らぐかなとも思ったけど……やっぱりそんなんじゃダメだよな」
自嘲気味に笑った未来くんは、真顔に戻って重そうに口を開く。
「……僕は呪縛をかけたんだ、あの人に」
「呪縛……?」
「葬儀の時『あんたが優海を死なせたんだ』って、酷なことを言った。それで苦しめばいいと思って。
いつもあの人に勝てないのは、僕がそんな醜い心を持ってるからなのかもな」
そう言って目を伏せる未来くんは、やっぱりどこか寂しそうだった。
岬さんはたしかにその言葉に苦しめられてたのかもしれない。
でも、未来くんの気持ちもわからなくはないから、心が醜いだなんて思わないよ。