恋はいつでも『マシンガン』ですから!!
とりあえず、私と健ちゃんは黙って立っていた。
黙っていても、一緒にいるのはとても心地が良い。

思い切って寄りかかりたい。
寄りかかっちゃおうかな……。
と考えた時に、坂本先生がこちらにやってきた。

坂本先生はちょっと困った顔をして、
「とりあえず帰っていいわよ」
と言った。頭の中には疑問符がいっぱいだったが、
とりあえず帰らせていただくことにした。


職員室を出てすぐに、
健ちゃんが私に
「貧血?」
と問いかけてきた。
「え?なんで?」
そんなに顔色悪かったかなぁ。
思わず自分の顔に触ると、健ちゃんは目を泳がせながら
「いや……なんかさ。すごい身体が斜めになってた」

え?斜め?
……うわぁぁ。あれか。寄りかかろうとしてたからか……。
恥ずかしい……。
顔がどんどん熱くほてっていくのがわかった。
「え。なに?大丈夫?」
心配そうな顔をしてこちらを覗き込む健ちゃん。
「だ、大丈夫!そんなことされたら惚れこむからやめて!」
「あぁ。大丈夫だな」
呆れたような声を出して、健ちゃんは私の顔を覗き込むのをやめた。
ちょっと……残念だ。
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