キスから始まらない恋。



私、告白するんだ。


そんなことを夜一人で考えては、ネコの抱き枕をギュウって抱きしめていた。





楽しみだった。



初恋の私の脳内には、振られる確率は30%ぐらいだった。







その30%になってしまうんだから、世の中は残酷だと思う。







彼が、隣に居るのを望んだのは、私じゃなかった。















告白当日。


この日は、一学期の終業式で、クラスの皆で打ち上げをすることになっていた。




カラオケ店に皆集合。



大いに盛り上がって、夏休みの予定とかをそれぞれが話してた。





親友のプランで、私は、店を出た後彼を呼びとめるつもりでいた。
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