蒼天に明月

「…ぐ、ぁ」


酸素を求めて口を開く。


「っ!!?」


するとどうだろう。


目の前には男の目が。


私の口の中にはぬるぬるとした異物が。


男の目は笑っていた。


始まるのは口の中の攻防。


私が逃げば男は容赦なく追い回し、口内をまさぐる。


体に、思うように力が入らず、されるがままの私に、男は満足しているようだった。


全てを理解したのはそのすぐ後だった。


唐突に男が服を脱ぎ、半裸になる。


汚されるのだと感じた。


そのために、私が逃げないように足を殴りつぶしたのだと。


男のいう隷とは性欲処理のことなのだと。
< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

奴隷戦士
ASH/著

総文字数/110,367

ファンタジー93ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
俺は好きでここに居るわけじゃない。 いつの話だろうか 幼い頃からここに居る彼を羨んだら 彼は悔しそうにそう呟いた * ※R18 グロ要素あり 不思議の国のアリスとは関係ありません ご覧になってからの苦情は受け付けません 関連作品 【天を衝く槍】
藍白の鬼
ASH/著

総文字数/25,368

ファンタジー50ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
一人で生きていく覚悟はできていた だって今までずっと一人だったし なのに、その覚悟を揺るがすのは 昔 あたしに助けられたと言ってきた男だった 「おまえは儂に惚れる」 万年発情鬼(期) ♂ × 「黙れ自己中心的万年発情期ヤロー」 口の悪い人間 ♀ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ 関連作品 【紅蓮の鬼】
黒い翼
ASH/著

総文字数/30,259

ファンタジー82ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「嫌とは言わせないよ」 ヴァンパイア界において絶対的な存在♂ × 「あたしは人間に生まれてきたかった」 本物のヴァンパイア♀ × 「それでも、俺は堕ちたくなかった」 いづれ堕ちる人間♂ そんな三人のー……さ…三角関係?

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop