その恋、取扱い注意!
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「おはようございます」
制服に着替えてから行くと、カウンターにはすでに久我さんが座っていた。
「おはよう……」
いつものようなはつらつとした声ではなく、ちょっと辛そうな声を久我さんは発した。
「あ、もしかして二日酔い?」
こめかみに手をやる彼女を覗き込むようにしてみると、覇気のない顔で頷かれる。
「昨日はちょっと飲みすぎたみたい……」
「大丈夫?」
「さっき薬飲んだから良くなると思うわ」
久我さんの返事に相槌を打って、隣の席に座る。
コーヒーショップでは、二日酔いになるほど酔っていなかった感じだったのにな。
体調が悪かったのか。
海外旅行ばかりではなく国内旅行も扱っているカウンター業務。夏休みのパッケージの問い合わせや来客に追われる一日だった。
久我さんは薬のおかげで頭痛も良くなり、いつも通り明朗活発に接客している。
「おはようございます」
制服に着替えてから行くと、カウンターにはすでに久我さんが座っていた。
「おはよう……」
いつものようなはつらつとした声ではなく、ちょっと辛そうな声を久我さんは発した。
「あ、もしかして二日酔い?」
こめかみに手をやる彼女を覗き込むようにしてみると、覇気のない顔で頷かれる。
「昨日はちょっと飲みすぎたみたい……」
「大丈夫?」
「さっき薬飲んだから良くなると思うわ」
久我さんの返事に相槌を打って、隣の席に座る。
コーヒーショップでは、二日酔いになるほど酔っていなかった感じだったのにな。
体調が悪かったのか。
海外旅行ばかりではなく国内旅行も扱っているカウンター業務。夏休みのパッケージの問い合わせや来客に追われる一日だった。
久我さんは薬のおかげで頭痛も良くなり、いつも通り明朗活発に接客している。