その恋、取扱い注意!
******

湊と朝を迎えた日から、3日が経った。
会いたい気持ちが、メールで会話するたびに増してくる。

首もとで揺れるネックレスに自然と指が行き、光る石を弄んでしまう。

先日のロンドン出張のお土産。
「毎回、いいよ」と言うと、着けているところを見るだけで嬉しいんだと言う。
紅緒に変身していた時に、おそらくアクセサリーやブランドを勉強したんだと思う。湊のセンスは女の子なら誰でも欲しがりそうな物だ。

今、私の頭は湊のことしかなかった。
恋するオンナってやつ? 湊に溺れる……こんな日が来るとは思ってみなかった。
そんな地面から浮いている状態の私だから、昨日の会社の行事、暑気払いをすっかり忘れてしまっていた。
支店長の全員参加をモットーに、私は湊と食事の予定をキャンセルしなくてはなかった。
湊と会えると気持ちが弾んでいたのに、会えなくなったのはがっかりだった。
しかも、参加して後悔するはめになった。

< 304 / 437 >

この作品をシェア

pagetop