奇跡の恋
二人が出会ったのはそれは奇跡

奇跡の出会い



大川直子(29歳)会社員


両親と…そして5歳になる息子(駿)とともに暮らしている


慌ただしく毎日が過ぎていた


それも直子にとっては充実した日々であら楽しみでもあった


「お母さん…駿も呆れてたけど、えっと…誰だっけ?何とかさんのファンミーティングとかって本気で行くわけ?」


「あらっ、まだそんなこと言ってるの?一緒に付き合ってって頼んだでしょ、その日は仕事休んでくれるのよね?」


「ええっ、やっぱり本気なの?マジで、その歳で?やめときなよ、DVDで観て喜んでだけいりゃいいものをわざわざ本人に会わなくたっていいじゃない?」


「何言ってんの、こんな機会、もう死ぬまで巡ってこないのよ、貴女に付き合ってもらわないと母さん行けないもの、絶対に一緒に行ってよね?」



「あーっっん、やんなっちゃうなぁ、はいはい、いつもお世話になってますから、親孝行しますか、わかりましたよ、はいはいっ」
< 1 / 10 >

この作品をシェア

pagetop