『リナリア』~生徒に恋した体育教師~





「あ・・・えと・・・ごめん、俺のアドレスなんか必要ないよな。ごめんな、忘れて・・」




俺の顔もだんだんと熱くなっていく。




「何言ってるの、先生!先生からアドレス教えてもらえるなんて、夢みたいだよ・・。」




「え?マジで・・?」





俺の肩を軽くバシッとたたいて、相川は「当たり前じゃん」と言ってくれた。





俺は初めての“赤外線通信”というものをした。








ケータイとケータイをくっつけて・・お互いのメールアドレスを送りあう。





このまま俺の気持ちも送られていかないかな・・・・





「おわ~相川が俺のケータイに登録された!!」




珍しがる俺に、「先生おじさんみたいだよ」と相川は笑う。




ついでに最近撮ったというプリクラも送ってくれた。



これでまたひとつ・・・思い出が増えたな。




< 113 / 265 >

この作品をシェア

pagetop