『リナリア』~生徒に恋した体育教師~
「あ・・・えと・・・ごめん、俺のアドレスなんか必要ないよな。ごめんな、忘れて・・」
俺の顔もだんだんと熱くなっていく。
「何言ってるの、先生!先生からアドレス教えてもらえるなんて、夢みたいだよ・・。」
「え?マジで・・?」
俺の肩を軽くバシッとたたいて、相川は「当たり前じゃん」と言ってくれた。
俺は初めての“赤外線通信”というものをした。
ケータイとケータイをくっつけて・・お互いのメールアドレスを送りあう。
このまま俺の気持ちも送られていかないかな・・・・
「おわ~相川が俺のケータイに登録された!!」
珍しがる俺に、「先生おじさんみたいだよ」と相川は笑う。
ついでに最近撮ったというプリクラも送ってくれた。
これでまたひとつ・・・思い出が増えたな。