The endless world

落ちた場所

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白い土作りの建物が立ち並ぶクロスワールドの首都サンシティ


その一番高い建物、時計台で銀髪の男が街を見下ろしていた


「白牙（びゃくが）調子はどぉ？」


見下ろすと下の橋から焦げ茶色の髪の女、同僚がこちらを見上げていた


「風切（かざぎり）私の今の名前はリードだと言ったはずだが？」


「はいはい、私も今はラインなんだけどね？それで成果は？」


「最近ここに落ちたはずなんだが誰かが隠しているのか反応が薄い」


「照姫（てるひめ）様はシルバトリスには暫く力を使うことを止めたみたい、かと言っていつまでもそのままでいいとは思っていないみたいだしねぇ？」


「人間が理を違えることは有ってはならない、特に死んだ者を生き返らせるなど有ってはいけない」


「『アスター・スノー』、どこまで隠し通せるか見ものだね」