chocolate cafe

 不意に、悠くんがももを
 起こしてくれて、
 お湯をかけてくれた。

 そして、そのまま
 抱き抱えられて、
 湯船の中に入れられて
 その後すぐに、悠くんも入ってきた。

 
 ももはすぐに逃げようとしたが
 それはやっぱり叶わず、
 引き止められた。

 逃げようとしたももを見て
 悠くんは不満そうにこう言った。
 

「..逃げないでよ。寂しいじゃん....」

 捨てられた子犬のような瞳で
 そう言うものだから、
 何も言えなくなってしまった。

 
 けれど、恥ずかし過ぎることには
 変わりはないし、
 どうしようも出来ないから
 ただ、俯いていることしか出来なくて
 
 でも、少ししてから
 悠くんにお風呂じゃ恥ずかしいよと
 伝えたからやっと気付いてくれて
 
 お風呂を出てから、
 ももの部屋で話すことになったのだ。



 
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