ひとつ、屋根の下で
***
「はあああーーー」
只今休憩中。
座ってお茶を飲んでいた私は、思わず大きなため息を零した。
「どうしたの」
私の向かいの椅子に座って話しかけてくれたのは、北岡さん。
「いえ……、ただちょっと落ち込んでただけです」
「あはは、凌くん、すごいもんね」
そう。
北岡さんが言うように、凌のカメラの前でのモデルっぷりに私は軽くへこんだ。
……あまりに、オーラがありすぎて。
私よりずっとこの世界に向いてるんじゃないかと思う。