False♡Bya
その時、ポケットの中の携帯が震えた。
誰だろう......。
携帯を取り出すと...、仲が良さそうに写っている私と舜の写真。
これ...、初デートの時撮った写真だ......。
このときは...、まだ舜は私の事好きでいてくれてたのかな...?
「うぅっ...、舜......」
今までのいろんな思い出が蘇ってきて......。
もう泣きたくないのに......。
携帯には、『舜』の文字。
何で電話なんか......。
もう出たくないよ。
私は、鳴り続ける携帯を見つめながら涙を流すしかできなかった。