4文字のあいしてる【完】
「奏、この問題わからないのか?俺が教えてやろうか?」

隣の席でわからない問題に四苦八苦してる私にそっと近づいて声をかけてくれる。

な、なんか恥ずかしい。想像してみただけなのに、また頬が熱い。



でもドキドキする。
そうだったら良かったのにな。なんてちょっぴり思ってしまう。


あんまりにもジッとそんなことを考えて圭吾を見つめていたらプイと顔を横向けられた。



「・・・見過ぎ。恥ずいからあんまり見るなよ」




「なんか今ね圭吾が同い年だったらって想像しちゃった。もしそうだったら私たちは・・・」




付き合ってたのかな?
なんてそんな言葉が出そうになった。




私たちってほんとにどんな関係なんだろ?
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