恋がしたいお年ごろ!!
恋しても…
あれから嫌がらせはエスカレートしてきた。
暴言だけだったのが、あたしの私物を隠すようになったり、毎日のように呼び出されたり。
それも、全てあたしが一人の時にしてくるから、たちが悪い。
こんなのに負けてたまるか!
あたしは、自分に喝を入れる。
頬をパンパンッと叩いて、気合を入れなおす。
「真優ちゃん」
「はい?」
「急に頬を叩いちゃって、どうしたの?」
青木先輩が不思議そうに顔を覗き込んでくる。
あっ今、お昼休みで先輩と二人っきりなんだった。