恋がしたいお年ごろ!!
初心者*4
恋の芽生え
「はぁーはぁー……」
陸斗の家の前で息を整える。
こんなに走ったの久しぶりだよ。
マラソン大会とかでも、こんなに必死に走ったことなかったのに。
そんなことを思いながら、陸斗の家のインターホンを押す。
少しして、ドアがゆっくり開けられる。
「……え? 真優か?」
かすれた声であたしの名前を呼ぶ陸斗。
顔も真っ赤だし、熱絶対高いよ。
「なんで……?」
「芽衣から聞いたの。お邪魔します」
あたしは勝手に陸斗の家に上がる。