恋がしたいお年ごろ!!
「えっ?え、えぇ!?」
あたしは目を大きく見開く。
そのまま陸斗はあたしに体を預けてきた。
「りりり、陸斗!?」
「スース―」
「……へ?」
陸斗に何されるのか、と身構えていたのにあたしの耳に届いたのは規則正しい寝息だった。
陸斗を見ると、気持ちよさそうに眠っている。
このタイミングで寝るとか、ほんっとありえないんだけど。
「バカ……好きだよ」
そう呟いて、寝ている陸斗の頬に、チュッと口づけをした。