恋がしたいお年ごろ!!
すると思っていたより早く返事が返ってくる。
【分かった。今から真優ちゃんの家に近い公園に行くね】
その文を読んで、あたしは公園に向かった。
公園の中に入ると、見慣れた人影がベンチに座っていた。
あたしは早歩きでそこに行く。
「先輩、早いですね」
あたしの方が近いからすぐに着くと思ってたのに。
「うん。こうなることを予想して、ずっと待ってたから」
切なそうに笑う先輩は、これからあたしが言う言葉を知っているかのようで。
あたしは思わず俯いてしまう。