恋がしたいお年ごろ!!



「ちょっ!まだ待ってよ」



ベッドから起き上がりマンガを取り返そうとする。


けど、返してくれない。




「陸斗のケチ!バカ!アホ!」



悪態をつきながら返してもらおうと手を伸ばす。



でもあたしの手は空を切るばかり。




「バカはどっちだ」


すると、陸斗はあたしの伸ばしていた手を掴み引っ張る。



そして陸斗の腕の中に。




「俺といる時は他のこと考えんなよ、バカ」



「あたしバカじゃないし」



陸斗の腕の中で呟く。






< 331 / 333 >

この作品をシェア

pagetop