恋がしたいお年ごろ!!
「ちょっ!まだ待ってよ」
ベッドから起き上がりマンガを取り返そうとする。
けど、返してくれない。
「陸斗のケチ!バカ!アホ!」
悪態をつきながら返してもらおうと手を伸ばす。
でもあたしの手は空を切るばかり。
「バカはどっちだ」
すると、陸斗はあたしの伸ばしていた手を掴み引っ張る。
そして陸斗の腕の中に。
「俺といる時は他のこと考えんなよ、バカ」
「あたしバカじゃないし」
陸斗の腕の中で呟く。