恋の華が舞う季節
私は、独りじゃない。


大切な人がいる。


家族がいる。



もう、やっと全てを、向き合える気がする。




私は葵から貰った指輪をはめて、小さな想いを、夜に向かって祈った。



その祈りが、永久に続くという事を信じて。




葵……



私を好きになってくれて、有り難う。



秦……



私を見つけてくれて、有り難う。
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