恋の華が舞う季節
私はそのまま、深い眠りに落ちた。




『……結衣ちゃん!』


この声は!



『葵……!』


『結衣ちゃん、やっと、見つけれた?』


『な……んで?』


『僕は――結衣ちゃんの幸せを祈ってるから』


スウッと葵は消えていく。


『葵! 私、今、幸せだよー――!』



葵は光の粒子と共に、輝きを放って消えていった。
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