冷たい彼
美鶴くんを振りきってイスごと、
どうやって進んだか何て覚えてない…。
でも、いつも守られてばかりだから、今度は私が皇雅さんを守るの。
振り下ろされる鉄パイプがやけにスローに見える。
その瞬間頭に激痛が走る。
皇雅さんはこんなに痛いのを何回も私のために受けてきたんだ…ゴメンなさい、ゴメンなさい…。
「もう…やめ、て…美鶴…くん。…これ以上、皇、雅さん…を傷つけ、な…」
よかった…私は1度でも…皇雅さんを守れたんだ。
私はそのまま気を失った。