冷たい彼

「ただいまー、蓮?」

「んだよ、皇雅。姉貴だっつってんだろ」

「蓮ー、この子ムグッ!」

結城さんのお姉さんが帰ってきた。お姉さんの口を結城さんは手で抑えめで合図をしている。

「…えぇ、さっきのは私よ。蓮と私の家に他の女なんて上がらせないわよ、信じられないなら今から来てもいいわ……。えぇ、わかったわ」

電話が切れたのを確認して声をかけた。

「あのっ、急におじゃましてすみません!私、栗原沙彩といいます!」

「礼儀正しい子ね、私は結城麗【ユウキ レイ】よ。この焼き飯は沙彩ちゃんが作ったの?」

「はい、キッチン使わせてもらいました」

「おいしそうね、食べてもいいかしら?」

「どうぞっ!」


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