冷たい彼

蓮side

沙彩が泣いていたとき、俺はずるいことを考えた。
このまま沙彩達が別れれば…何て皇雅にも沙彩にもひどいことを考えてしまった。

いくら対立しているチームの女をさらおうが回そうが怪我させようが何の感情もわかねぇが沙彩が傷つく姿は見たくねぇのに…。

「~♪~♪~♪」

ニコニコしながら鼻歌を歌ってキッチンで料理を作る沙彩は可愛くて、それは決して杏子に似てるからとかじゃなく純粋に沙彩が好きだから。

でも散々他のチームの女にひどいことをしてきた俺だ。

柄じゃねぇが…罰が当たるに違げぇねぇ。俺だけ幸せに…何て都合のいいことはないだろう。


< 238 / 337 >

この作品をシェア

pagetop