冷たい彼

 ガチャッ 

「ったく…男の家に来ていくら姉貴がいるからって油断しすぎだろ。俺は男だぜ?」

蓮は入ってきて沙彩の顔にかかった藍色の長い髪を掻き上げた。
そしてサクランボ色の唇にそっと触れるだけのキスをした。

「俺、沙彩が思ってるほどイイヤツじゃねぇよ。んだよ…寝顔が可愛いって」

そう儚く笑って部屋を後にした。


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