冷たい彼

「わぁ!こ、皇雅っ///////」

赤い顔の皇紀くん、バスタオル一枚の私、それを見て皇雅さんはすべてを察したみたいで…

「皇紀…てめぇ…」

みるみる般若みたいに顔を歪めて黒いオーラを放つ、皇紀くんはイジメられっ子みたいに縮こまって顔を青くした。

「み、見るつもりはなかたんだよっ///////」

それでもなお照れている皇紀くんに皇雅さんはカンカン!
ひ、ひぃ~…!
顔が本当に怖い!

「ぶっ殺す…」
「ひぃっ…!」

それから皇雅さんと皇紀くんの鬼ごっこが始まった。

「あららーゴメンなさいねー沙彩ちゃん。皇紀が…」

「あっ…は、はい。ダイジョブです…//////」

今さらになってまた顔が赤くなった。

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