冷たい彼

 ガラッ 

「沙彩、もうあいつに近づくんじゃねぇ」
「はい…」

そんなの無理だよぅ…同じクラスなんだから。
まぁ、浅川さんも同じクラスなんだけど…来たところを見たことないなぁ。

「…沙彩」
浅川さんの顔が近づいてくる…いつものパターン。
「ん…」

キスしてキスして…キスして終わり。
会話なんてないしキス以外の触れあいなんてない
…彼女とも言えない変な関係。

「…んん…あ、…さ…わ、さん」
息が苦しくなってきた…何でかな?
いつもより長く深いキス…苦しい。

そしてゆっくりと唇が離れた。
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