シンデレラガール〜私と病気と失恋と〜

運命の日

――早朝――


その日はもう朝の5時頃から気分の悪さに布団から飛び上がり、



30分おきぐらいにトイレへ駆け込むようになっていた―――。



もうすでに昨日から10回ほどもどしていて、ご飯も食べていないせいか、



力がまったくなく、リビングの床に座り込んだ…。



早起きの父が、6時半頃に起きてきたので、



『キツイよぉ〜…』



と体の不調を訴えた。



すると、



『昨日行った病院へもう一度行ってみたほうがいい。』



と言われたので、もう一度行ってみようとは思ったが、



沢山吐いて力もなく、もう昨日のように長い時間待つ体力はない・・・。



私は母に頼るしかなく、



疲れている母を起こすのは申し訳なかったが、



病院に電話をかけてもらう事にした―――。
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