わがままなヤツ


『ズッ。…カッコ悪…。』


隆介が呟いた。



『隆介ぇ…。』



『何?』



『好き…。大好き。』



『うん。むっちゃ伝わってるから。』



あたしは泣き崩れて
そのまま隆介に抱かれて
夜を過ごした。




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