恋の味はチョコの味
――放課後
「はぁ~全くなんでこうなるかなぁ~」
朝は香平が、放課後は教師が邪魔して、最後は一番確率が低い下校だ。
「もう…いない…よね。」
一応、教室をみる。
「あ、こーへー何やってるの?」
「お、唯。蓮なら今帰ったぜ。」
「な、なんで!?」
「あのなぁ~俺が俺が気が付かねー訳ないだろ?昔っからお前を見て来たんだから。大体お前のことだ、登校や放課後にでもチョコを渡そうかと思ったけど、朝は俺がいたし、放課後はあのハゲメガネに呼び出されてチョコを渡しそびれたんだろ?だから下校に渡そうかと思ったけど確率は低いが教室に来てみたってとこ
だろ?」
さすがは私の幼馴染み。見事御名答。
「早くしないと、見失うぞ。ほら行った行った。」
香平は私の背中を押した。
「う、うん。教えてくれてありがとう。また明日ね。」
私は昇降口に向かった。
「これで良いんだ。あいつが…唯が幸せになればな…」
「はぁ~全くなんでこうなるかなぁ~」
朝は香平が、放課後は教師が邪魔して、最後は一番確率が低い下校だ。
「もう…いない…よね。」
一応、教室をみる。
「あ、こーへー何やってるの?」
「お、唯。蓮なら今帰ったぜ。」
「な、なんで!?」
「あのなぁ~俺が俺が気が付かねー訳ないだろ?昔っからお前を見て来たんだから。大体お前のことだ、登校や放課後にでもチョコを渡そうかと思ったけど、朝は俺がいたし、放課後はあのハゲメガネに呼び出されてチョコを渡しそびれたんだろ?だから下校に渡そうかと思ったけど確率は低いが教室に来てみたってとこ
だろ?」
さすがは私の幼馴染み。見事御名答。
「早くしないと、見失うぞ。ほら行った行った。」
香平は私の背中を押した。
「う、うん。教えてくれてありがとう。また明日ね。」
私は昇降口に向かった。
「これで良いんだ。あいつが…唯が幸せになればな…」