恋の味はチョコの味
――「はぁ…はぁ…いない。やっぱり。」
私は近所の公園のベンチに座りふと前をみると…
「蓮君!!!?」
渡すチャンスかもしれない。
私が駆け寄ると…
「蓮…誰?この子。」
私より少し年上のすごく綺麗な女の人がいた。
「あ、松岡 唯さん。クラスメイトだよ。松岡さんは初めてだっけ?この人は僕の彼女の白石結花(しらいし ゆいか)
え!?
「へ、へぇ~そ、そうなんだ。」
「それより、僕に用だった!?」
「え!?ううん。たまたま見かけたから声かけただけなの。」
違う、本当の目的はこんなんじゃない。
「そう…か。それじゃあ僕達はもう行くね。また明日学校で。行こう結花。」
「え、えぇ。じゃあ、唯さん。さようなら。」
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