ある少女の恋物語
あ・・・・・・・もしかして・・・









意識が薄れる中俺を呼んだのは兄貴だったのか・・・・・・・・。






「なぁ!兄貴!しっかりしろよ!なぁ?返事してくれよ・・・・」






「・・・・っ・・・・龍お前・・もう大丈夫そうだな・・・っ、
アイツ・・・・っ・・・ナイフ刺してきやがった・・・卑怯だよな・・・うっ」






「兄貴・・・・・なんで俺を助けたんだよ・・・っ・・・なんで・・・くそっ」






「・・・うっ・・・・それは・・・・お前の・・・兄貴だからだよ・・・
・・・・・っ・・・ばーか・・助けるとか当たり前・・・だろ?」






「くそっ・・・・・兄貴・・・死ぬな・・・・・・っ・・・・うっ・・・」






「もしかしたら・・・っ・・・俺死ぬかもしれねぇ・・・っう・・・
お前だけは・・・・幸せに・・・っ・・なってほしい・・・」






「演技でもないこと言うんじゃねぇよ!!
兄貴・・・・俺・・・・っく・・・兄貴がいねぇと・・・っう・・」







そこで救急車が来た。兄貴と俺は車にのって、病院に向かった。









俺は必死に兄貴の手を強く握りしめた。


















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