ある少女の恋物語
・・・・・俺は少し考えた。







コイツなら俺の気持ち分かるかな?








そして考えた結果、俺は辰也に今まで合った事をすべて話した。









俺が話しているときは黙って聞いてくれた。







そして話終わったら、辰也は黙っていた口を開けた。







「バカじゃねぇの?」






な・・・バカだと?







「ぁ?バカじゃねぇよ!!!ふざけんなよ」






「お前は・・・逃げてるだけじゃねぇーか。失うのが怖いって。
お前の兄貴だって、言ったんだろ?最後に幸せになってほしいって。

それが兄貴の願いだったんじゃねぇの?
龍・・・幸せをつかんでいいんだよ!兄貴の分まで幸せになれ!!!」







俺は涙が出た。







そういや・・・光輝もこんな事言ってたっけ?









「辰也・・・・俺幸せになってもいいんだよな?」










「おう、あたりめーだろ。これからは何でも溜め込むなよ。
何かあったらいつでも聞いてやるよ。」









「おう・・・・。ありがとな。」








「つか、今さらだけど・・・俺も優が好きだから。」












・・・・・はぁぁぁぁ?






マジかよ・・・知らなかったし。でも・・・・






「ふっ、これからはライバルだな!俺負けねぇから☆」







優を好きな気持ちは誰にも負けねぇ!!






「はいはい。じゃ教室もどろーぜ。」







「おう!」














< 70 / 103 >

この作品をシェア

pagetop