ある少女の恋物語
あたしは、仕方なくその辺にあったイスに座った。







「つか、下よく見ろよな。マジうけたし。」







「だから、そんな暇なかったんだよ!」








そして、龍ちゃんは消毒液を見つけ、あたしの足にティッシュで
傷の部分を塗った。








「イテテテ・・・・・しみる~!!!龍ちゃん、ありがとー。」








あたしは涙目になりながら、龍ちゃんにお礼を言った。








「え・・・お、おう!!」








そう言い、龍ちゃんは俯いてしまった。







「・・・?どうした?」







あたしは、不思議に思いながら
龍ちゃんの顔を覗いてみると顔が真っ赤になっていた。







「お、おい。見るなよっ!バカ!」







「お前、顔真っ赤だぞ?熱でもあるのか?」







この顔だったら38、0はあるだろう。







「お前・・・・・・・鈍感すぎ。はぁ。」







と呆れた風に龍ちゃんは言った。






鈍感って何だよ・・・。鈍感って・・・・。

























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